22

シングルマザーあるある娘が幼い頃、私は母親として見てもらえませんでした…

kpさんのコラム

私は娘が小さいときに離婚したのですが、結婚している時もお金が厳しくて昼も夜も働いていました。
当時は祖父母の家にお世話になっており、私が働いている間は祖父と祖母に娘の面倒を見てもらっていたのです。
保育所の送り迎えはもちろんのこと、夜までずっと面倒みてもらっていました。
本当に迷惑をかけてしまったなと、今でも申し訳なく思っています。
しかし、働かないと生活していけなかったので、どうしようなかったんです…。

離婚した後も相手の浮気が原因だったのに、支払い能力がないと判断されて慰謝料ももらえませんでした。
養育費は払うと約束してくれましたが、結局払われたのは最初の1ヶ月だけ。もちろん抗議しましたが、一切払ってくれる素ぶりはありませんでした。
実は養育費を払ってくれなくて困っている女性は本当に多いようです…。
慰謝料もなく、養育費すら払ってもらえなかったので、私は娘を育てるために朝から晩まで働くことを決意しました。
だから私は娘の幼少期を知らないんです。
歩いたところも、喋り始めたところも1番初めに見ることは叶いませんでした。いつも祖父母の報告ばかり…。

娘が小さかった時、私は母親として見てもらえなかったような気がします。
祖父母の家に預けていたので、娘を迎えに行って家に帰る時、娘が帰りたくないと本当に泣きわめくのです。
抱っこしても泣いてばかり、でも祖父母に抱っこされると泣き止む…。
本当に悲しくて仕方ありませんでしたね。母親として府外なくて、思わず私まで泣いてしまいました…。

それでも働かなければ生きていけないので、なんとか耐えてきました。
娘がある程度大きくなると状況もわかってくれたので、仕事にも笑顔で送り出してくれましたが…。
やはり私のお腹から生まれた赤ちゃんでも、接する時間が短ければ母として見てもらえないんだなと強く思いましたね。できるだけ時間を作ろうとはしたのですが、全然足りなかったようです…。

今では一緒に買い物に行ったり、映画を見に行ったり、食事に行ったりと親子の時間を楽しんでいますが、小さかった頃に一緒に過ごす時間を作ってあげられなくて今でも申し訳ないと思っています。
全然一緒にいられなかったのでグレても当然だなと思っていたのですが、娘はいつも優しく送り出してくれました。だからこそ、今2人で一緒に過ごす時間がとても尊くて、1番幸せな時間だと思っています。

この記事が気に入ったら、「いいね!」しましょう。
あなたのfacebookに更新情報をお知らせします。

  • 目次
  • 著者

目次

この連載の著者

  • kp

    ライティング歴4年目
    エステ会社で3年勤めた経験あり
    シングルマザーの家庭で育つ