永野芽郁さん、田中圭さん、石原さとみさんが出演している「そして、バトンは渡された」を先日見てきました。親子とは何なのか、家族の愛について勉強した映画でもありました。今回は、「そして、バトンは渡された」の感想をお伝えしたいと思います。

血のつながらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子。わけ合って料理上手な義理の父親である森宮さんと2人暮らし。今は卒業式に向けてピアノを猛特訓中だが、将来のことや恋、人間関係などうまくいかないことばかり。一方、梨花は何度も音を変えながら自由奔放に生きる魔性の女。最初の夫の娘である血のつながらない泣き虫な娘のみぃたんに愛情をたくさん注いで暮らしているようだが、ある日突然愛娘を残して姿を消してしまう。そして、優子のもとに届いた1通の手紙をきっかけに、別々の物語が引き寄せられるように交差していく。森宮さんも優子に隠していた秘密があった。父が隠していたこととは？梨花はなぜ消えたのか？親たちがついた命をかけた嘘、知ってはいけない秘密とは一体何だったのか。

はじめに言っておきますが、この映画はとても面白かったです。後半は涙が止まらなくて仕方ありませんでした。血のつながらない娘を引き取ってまで、なぜそこまで愛情を注げたのか。本当の親子よりも親子らしい2人の姿に、心が引き寄せられました。私は娘と行ったのですが、横で娘も号泣…(汗)

最初は梨花の生き方に少し疑問を覚えることもありました。私は男に溺れる姿を娘に見せたくないと思って生きてきたので、映画の中の梨花に少しだけ苛立ちを覚えることもあったのです。しかし、物語が進むにつれなんとなくストーリーが分かり、梨花の生き方の理由が分かりました。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、梨花なりの方法で娘をちゃんと守っていたのです。男といても、いつだって考えているのは娘のこと。娘のことを考えない日なんてないように、必死で生きている梨花に感動しました。

血のつながりなんて関係ない、愛情を注げば誰だって親子になれるのではないかと、しみじみ感じた作品でしたね。私は映画しか見ていませんが、今度は原作の小説も読んでみようかなと思っています。皆さんも時間がある際に、ぜひ見てみてほしいです。新たな親子のあり方、家族の愛について考えさせられるので、今子供とうまく接することができなくて悩んでいる方におすすめ！