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シングルマザーあるあるひとり親世帯を支援する【ひとり親家庭等医療費助成制度】とは?

kpさんのコラム

母子家庭になると「ひとり親家庭等医療費助成制度」を利用すれば、医療費を全額負担してもらえます。私も実際にこの制度を利用して、しばらく医療費を免除してもらっていました。

特に子供が小さいと怪我や風邪、歯医者などいろいろな病院に行かなくてはいけませんから、医療費を免除してもらえるのはとてもありがたいです。

ひとり親家庭等医療費助成制度では住民税が課税されているかどうかで、負担額が変わってきます。住民税非課税の人は全額負担となりますが、課税されている場合は1割負担になります。

全額免除にはならなくても、1割負担で済むのも母子家庭にとってはありがたいものですよね。

ただ、自己負担額には上限が決められています。一応は自分で負担しなければいけないのですが、役場に申請すれば上回った金額を返金してもらうこともできますよ。

上限金額は個人が月に12,000円、世帯で月に44,400円となっています。

対象になる医療費

ひとり親家庭等医療費助成制度は全てが助成金の対象になっているわけではありません。中には対象外のものもあるので、どれが医療費を負担してもらえるのか確認しておきましょう。

 

助成金対象となるもの

  • 診療費
  • 処方された薬代
  • 治療費
  • 治療材料の費用

助成金対象とならないもの

  • 医療保険の対象とならない医療行為
  • 災害救済給付制度の対象になっている医療費
  • 高額療養費
  • 付加給付にあたる医療費

入院した際も助成金の対象にはなります。ただ、月々の上限額が決まっていますし、差額で出たベッド代は全て自分で負担しなければいけないので注意してくださいね。

ひとり親家庭等医療費助成制度の申請方法

ひとり親家庭等医療費助成制度の申請は各市町村窓口でできます。申請には必要な書類があるので、事前に用意しておきましょう。

必要な書類

  • 申請者と子供の戸籍謄本、健康保険証
  • 現在の年度の住民課税証明書(非課税証明書)
  • 本人確認書類
  • 障害認定診断書
  • 児童扶養手当証書

各市町村によっては上記の書類以外に用意しなければいけないものもあるかもしれません。申請する前に事前に役場に連絡して、必要となる書類を聞いておくと良いでしょう。

 

ひとり親家庭等医療費助成制度を利用していましたが、毎月の支出が抑えられるので、とても助かっていました。もしこの制度がなければ子供に満足に診療や治療をしてあげられなかったかもしれません。

私は途中で所得が大きくなったので医療費を普通に負担しなければいけなくなりましたが、それでもとても助かっていました。ぜひ母子家庭になった方は、こちらの制度を利用してみてくださいね。

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この連載の著者

  • kp

    ライティング歴4年目
    エステ会社で3年勤めた経験あり
    シングルマザーの家庭で育つ