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シングルマザーのひとり言孫の成長を楽しみにしていた母の支えと死

ryukeimommyさんのコラム

母の他界

シングルマザーにとって、親族の助けはとても心強いものです。
離婚という結果を受け入れてくれて、子供を一人で育てる大変さを理解してくれる存在は、私にとってかけがえのないものでした。

離婚してからずっと応援してくれていた母が他界しました。

子供のころから身体の弱かった母は、たくさんの病気を患い、そのたびに懸命に闘ってきた人でした。
孫が大好きで、自分のことを差し置いてでも孫を優先するようなおばあちゃん。
息子はおばあちゃんが大好きで、忙しい私よりもおばあちゃんに懐いていた時期もあったほどです。

無謀な離婚をした娘を文句も言わずに支え、何よりも孫の成長を楽しみに生きていました。

母の遺影を前に、感謝の気持ちをきちんと伝えられなかったことが悔やまれ、「もっとこうすれば良かった」「もっと〇〇してあげれば良かった」と後悔ばかりが浮かんできます。

シングルマザーというものを母は知りませんでした。
旦那さんが先立ってしまった場合は別として、離婚という選択肢を選んだ人が周囲にいなかったからでしょうか、私が離婚を決めたときは本当に驚かれ、心配されたものです。

働きながら一人で子供を育てる・・・思っているほど簡単なものではありません。

何でも一人という状況を受け入れるには、私も時間がかかりました。
でも母は母なりに理解し、受け入れてくれたのでしょう。私にとってはとても心強い存在でした。

「健康が一番」「子供がいれば頑張れる」と口癖のように言っていた母の目標は、息子の成人式でした。

きっと心残りだっただろうと思いますが、18年間という長い間、孫の成長に携われたことは、母にとってとても幸せなことだったのかなぁと勝手に思っています。

辛くて苦しいとき、「死んでしまった方が楽になる」と思うようなこともありましたが、今回の母の死で、近親者にどれほどの悲しみと後悔を与えるのかを知りました。

順番からいけば息子より私の方が絶対に先に逝きます。でも自分がいなくなったあとのことも考えなくてはいけないんだと痛感しました。

息子との時間は限られている・・・そう思うと、1つ1つのことがとても愛おしく、大切に思えてきます。

きっと母はそのことを気付かせるために逝ったのかなぁと、お線香をあげながら遺影に手を合わせる毎日です。

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この連載の著者

  • ryukeimommy

    アラフィフのシングルマザー。
    仕事をせずに借金を繰り返す元旦那に愛想を尽かし、息子が10か月の時に養育費・慰謝料ゼロという無謀な離婚を選択する。
    その後は仕事と育児に奮闘。

    「貧しくても楽しい生活」をモットーに、息子との二人三脚で頑張っている。

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