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シングルマザーのひとり言シングルマザーの私を助けてくれたあの時のあの言葉

ryukeimommyさんのコラム

私を助けてくれたあの時のあの言葉

シングルマザーとして18年・・・楽しいことも苦しいこともたくさんあった激動の18年でした。

子供が独立することになってから、2人でいろいろな思い出話をすることが増えてきて、今までの出来事が走馬灯のように頭の中に浮かんでくるのです。

思い起こせば、周りの人にたくさん助けてもらった18年だったと思います。

今回は、そんな中でも苦しんでいた私を助けてくれた言葉について、お話したいと思います。

「大丈夫。死にゃしない。」

息子はとにかく食べない子どもでした。離乳食も作っては捨てての繰り返し・・・たまに嫌になってしまうこともあるくらい、食べ物には苦労しました。
口の中に入れても『べー』と出すので、食事に1時間以上かかることも。
疲れ果てた私は、役所の保健師さんに相談することにしました。
「どんな感じ?」と聞かれたので、せきを切ったように話しました。
うんうんと頷きながら聞いてくれていた保健師さんが言ってくれた言葉は

「子どもはね、自分の身体に必要な栄養素を好んで食べるの。だからカボチャやサツマイモみたいにカロリーの高い野菜はたべるでしょ?今はそういう時期。大丈夫、ピーマンやきゅうりなんて食べなくても死にゃしないから。

明るく笑いながら言われたこの言葉は、苦しんでいた私の背中をポンと押してくれる素敵な言葉でした。

「楽しめば楽になるよ。」

生命保険の外交員時代、とても落ち込んだ時期がありました。
契約が取れない→給料が上がらない→お金がない→活動費が出ない・・・この悪循環を繰り返していた私は、仕事を辞めたくて悩んでいました。
でも小さい息子を抱えて、正社員で雇ってくれる会社なんてないのが現実。
思い余って直属の上司に愚痴りまくったことがありました。
怖いだけの上司だと思っていたその人から言われた言葉は

「人生はいろいろある。あって当たり前なんだ。だからその時その時どう考えるかが問題。
人生は楽しめば楽になる。どんな状況でも楽しめることが本当の強さだよ。」

確かにネガティブな考えばかりが先行していたので、全てが嫌になっていました。
全く楽しめていなかった私は、職業人としてだけではなく、親としての自分も見直すきっかけをもらえたのです。

最後に

言葉の力って本当にスゴイと思います。
言霊(ことだま)という言葉があるように、人を助ける大きな力を持っていると実感しています。

シングルマザーは相談できる相手がなかなかいません。
でも、思い切って話をしてみると悩んでいた日が嘘のように思える瞬間もあるのです。

私の周りで傷ついたり悩んでいるシングルマザーの人がいたら、あたたかく強い言葉をかけてあげたい。自分の経験を活かして悩みを解決できるような人になれたら良いなと思う今日この頃です。

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この連載の著者

  • ryukeimommy

    アラフィフのシングルマザー。
    仕事をせずに借金を繰り返す元旦那に愛想を尽かし、息子が10か月の時に養育費・慰謝料ゼロという無謀な離婚を選択する。
    その後は仕事と育児に奮闘。

    「貧しくても楽しい生活」をモットーに、息子との二人三脚で頑張っている。