新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話
ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム
生活費と収入と保育園の問題
息子との二人暮しが始まりました。
元配偶者と暮らす家を出ること、それは安心した生活の始まりでした。 でも、それと同時に経済的危機の始まりでもありました。
幸い、わずかですが失業保険を受け取っていましたので、まずは不足分を補う仕事を始めることにしました。
結婚・妊娠前に仕事をしていた家庭教師業者に連絡を取り、「仕事復帰します」と伝える。家でできる内職にいくつか登録をする。
そして、「フルタイムで仕事をするための求職活動をするので保育園に入れたい」と市役所に行く。
家庭教師はすぐに数件決まりました。
内職もいくつか始めることができました。
ですが、保育園はどこもいっぱい。
特にゼロ歳児を受け入れられるところはない、と言われました。
とにかく、待機させてもらうことにしながら、目下決まった仕事に行くために子供を預けるところを探し始めました。
二駅離れたところに一時預かりを受け入れている認可保育所があったで、空きがある範囲で利用しました。
もう少し電車に乗ると、比較的安い託児所があったので、それも利用しました。仕事先の近くにある託児所、認可外保育所も利用しました。
日々預ける先が変わるので、慣れることのない息子は毎回泣き叫び、毎回後ろ髪引かれる思いで仕事に向かっていました。
息子に安定した場所を提供できないという大きな問題
保育園が決まらないことは、息子に安定した場所を提供できないという大きな問題がありましたが、費用がかさむ、というのもまた問題でした。
当時は、1回5000円の仕事の収入で、その収入を得るために3000円の保育料を払っている日もたくさんありました。
本当にぎりぎりの生活だったと今でも思います。
子供を育てながら仕事をするためには、「安心して子供を預けられる場所」は不可欠だ、とよく耳にします。
異論はありません。
ですが、当時の私は「安価で子供を預けられて、できれば安心できる場所」を探していたように思います。
子供のためには決してよくはありません。
これから先、仕事と育児を両立したい、または両立しなければいけないママたちが、仕事にも育児にも力を発揮できるように、少しでも保育園問題が解決することを願っています。
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