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新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話

ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム

別居のための住居探しと、離婚について考えたこと

弁護士事務所からの帰り道、早速携帯電話で賃貸住宅を検索し始めました。
ワンルームでも何でもいいので、家賃が安くて、敷金や礼金が要らないところ。。。

家賃が安くて、初期費用がかからない物件、確かにありました。

「贅沢は言わない!」と検索しているはずなのに、写真を見ては、「ここでは子育てをしたくない」と除外してしまっているのが現状でした。

どれだけ検索しても、「ここ!」というところは見つかりません。

とにかく配偶者と住んでいる家を出る、ということが目的なのであれば、やはり実家に帰るのが最もスムーズです。
私がそうしなかったのは、「母親として、父親としてうまくやっていける方法」を心のどこかで模索し続けていたからです。
実家に帰ると、私たち夫婦には離婚する以外道は残らない状況でした。

離婚を考えるときに迷わない人は、たぶん少ないのではないでしょうか?

多くの人が、とても好きだから一緒にいて、本当に好きだから、本当に大切だからこそ、結婚を決めたはずです。
そして家族となった人です。
離婚を考えるだけで、相当の痛みを感じる人もいるかと思います。

でも、実際に離婚調停を経験して思いました。
悩んでいると、話し合いをしても心が揺れます。
自分の軸がぶれます。
そして、行動をするときにも選択肢が狭まってしまいます。(実際私の場合も、実家に帰る、という選択肢や、遠方に引っ越しをする、という選択肢がなくなりました。)

だから、弁護士さんが私に伝えてくれたことを、読んでくださっている皆さんへもお伝えさせてください。

離婚したとしても、またうまくいく、やり直せる、と思うなら、もう一度結婚することはできます。
「離婚したほうがいい」と思うならば、一旦は他の可能性は横に置いて、離婚する方向にとことん動いてみればいいんです。

離婚を考え始めたきっかけは、「この先うまくいかないだろう」という思いだったかと思います。
「この先」のことなので、うまくいくか、いかないかは「この先」になってみなければ分かりません。

迷ったり、悩んだり、揺れたりする思いは少し置いておいて、一度まっすぐ進んでみるのも一案だと思います。

おうち探しから少し話がそれましたが、当時のこと、当時を振り返って思うことを書かせていただきました。

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この連載の著者

  • ほほ笑み そえる かすみそう

    1981年3月生まれ
    大阪府在住
    4歳の息子と二人暮らしのシングルマザー

    離婚を考え、夜逃げのように別居を開始。
    その後離婚調停をするも、調停では離婚ができず、
    また、弁護士費用の問題などで裁判をすることもできず、
    結局離婚しないまま別居生活を継続。
    最終的には、元配偶者の合意を得て離婚が成立しました。

    その間、金銭的にはほぼその日暮らしのような生活をしたり、
    保育園の問題に悩んだりしながら、現在の生活を確保することができました。

    そんな経験そのものや、その中で試行錯誤、工夫してきたこと、学んだことをお伝えし、今悩んでいる方の少しでもお役に立ちたいと思っています。