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新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話

ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム

認可外保育所への入園と就職

二度目の調停を終えても、何も進展せず疲れだけが残っていました。とはいえゆっくりしている時間は私にはありませんでした。
受給していた失業保険の給付期間が終わってしまうからです。

就職活動はしていたものの、採用されることなく時間だけが過ぎていました。

ダメもとで出産直前まで仕事をしていた派遣会社へ連絡を取り、当時派遣してもらっていたところに再度勤めることができないか訊いてみることにしました。

すると、担当者よりずっとその職種は求人を出しているが、決まらなかった旨を教えてもらうことができました。

本当に幸運でした。
しかも、週3回、時短勤務でもいい、と言っていただくことができました。

本当に幸運でした。

職場の近くに、少し高額でしたが認可外保育所があったため、しばらくはそこを利用することにして、週ごとに希望を出す、という変則的な週3回勤務にて仕事を始めることができました。

多くの女性が働いている職場であったため、子供の体調不良での急な休みなどにも理解をいただくことができ、本当にありがたかったです。

このタイミングで、「空きができ次第入所したい」と近くの認可外保育所へ連絡をしました。その認可外保育所は、土曜、日曜も対応していたため、派遣での仕事、アルバイト、 調停などのスケジュールを加味したときに、預ける場所を担保する意味で必要だと考えたからです。

おかげで、収入は増えても認可外保育所の月額使用料で大きな出費が発生し、家計が楽になることはありませんでした。
ですが、それまでより安定した収入と、「働くことができている」という自信を持つことができたのは大きかったです。

シングルマザーであるかどうかに関わらず、仕事をしたいけれど見つからない、と切羽詰まっているならば、一度「これまでに勤めたことがあるところ」へ連絡してみるのは一案だと、この経験で感じました。

自分のことを知ってくれているからこそ、スムーズに動くところもあるのではないでしょうか?

何かの参考になればうれしいです。

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この連載の著者

  • ほほ笑み そえる かすみそう

    1981年3月生まれ
    大阪府在住
    4歳の息子と二人暮らしのシングルマザー

    離婚を考え、夜逃げのように別居を開始。
    その後離婚調停をするも、調停では離婚ができず、
    また、弁護士費用の問題などで裁判をすることもできず、
    結局離婚しないまま別居生活を継続。
    最終的には、元配偶者の合意を得て離婚が成立しました。

    その間、金銭的にはほぼその日暮らしのような生活をしたり、
    保育園の問題に悩んだりしながら、現在の生活を確保することができました。

    そんな経験そのものや、その中で試行錯誤、工夫してきたこと、学んだことをお伝えし、今悩んでいる方の少しでもお役に立ちたいと思っています。