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新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話

ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム

「同席調停」を求められました

前回の記事はこちら
二度目の調停と飲酒問題

調停の席で飲酒に関する調停員さんの意見をお断りして、「離婚しないためにどうすればいいのかは、自分で考えてほしい」と先方に伝えていただくことにし、一度交代しました。

次の順番は、思ったより早く回ってきました。
抱っこで眠っていた息子が起きだして、少しぐずりかけていたので、早く済む分にはいいかな、と感じたことを覚えています。

席に着くと、また先ほどの調停員さんが、「できれば直接話したい、と言っているんだけど」とおっしゃいました。自分で考えてほしい、と伝えた結果が、直接話したい、という依頼でした。

気持ちがかき乱されて、悩んだ経験があるため、この時も悩みました。
でも、一緒にいてくれた弁護士さんに何か考えがあったようで、「会うのが嫌でなければ、同席調停、という形で話してみるのはいいと思います。
ご自身の考えを、この場で直接伝えてみてください」とアドバイスしてくださいました。

係りの人が呼びに行き、元配偶者が入室しました。
スーツを着て、少し目を赤くしていました。いつもと違う、「よそ行きの反省」が浮かんでいました。

はじめての同席調停

まず口にしたのが、「離婚しないためには何でもするから、どうすればいいか言ってほしい」でした。
こちらからは、「自分で考えてほしい」としか言いようがありません。
それに対して返ってくるのは、「良い夫、いい父親になるようにする」でした。

とても抽象的すぎて、私はとても腹を立ててしまいました。
子供と自分の身の安全のために家を出たこと、離婚を考えていること。
一人で子供を育てることについて、覚悟を決めていること。
それを覆すならば、具体的にどうやって「良い夫、いい父親」になるのか を話してほしいこと。
思わず一気に話した気がします。

弁護士さんによると、これは予想外だったようで、あまり得策ではなかったようです。
調停員さんの中には、かっとなる人を「短気である」と認識されるケースもあるようです。

とはいえ、私のケースではこの点は少しプラスに働き、先ほどまで話していた調停員さんとは違う方が、「こうして熱くなるのは、子供のことに真剣な証拠です。具体案をご自身で考えるべきです」と元配偶者へ言ってくださいました。

これは本当にありがたかったのですが、さらに予想外で、さらに困ったのはこの次でした。
目を覚ました息子が、なぜか父親へ手を伸ばし、抱っこを求めるようなしぐさをしたのです。
調停員さんにも勧められて、そのまま息子は抱っこしてもらい、満面のほほえみ。

ただの気まぐれだったかもしれませんが、この様子で調停員さんどちらも「彼がきちんと具体案を出し、離婚を回避していく方がいいのでは?」というムードになってしまいました。

調停は公の場で、きちんと第三者を挟んで今後の方針を考える場で、とてもありがたい場だと思っています。
一方でやはりみんな人間です。
目の前の光景、状況で気持ちが動くこともあるでしょう。

イレギュラーがあった時に自分が負けてしまわないように、自分の考え、意見は強く持っていなければいけない、とこの日は強く感じました。

何か参考になれば幸いです。

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この連載の著者

  • ほほ笑み そえる かすみそう

    1981年3月生まれ
    大阪府在住
    4歳の息子と二人暮らしのシングルマザー

    離婚を考え、夜逃げのように別居を開始。
    その後離婚調停をするも、調停では離婚ができず、
    また、弁護士費用の問題などで裁判をすることもできず、
    結局離婚しないまま別居生活を継続。
    最終的には、元配偶者の合意を得て離婚が成立しました。

    その間、金銭的にはほぼその日暮らしのような生活をしたり、
    保育園の問題に悩んだりしながら、現在の生活を確保することができました。

    そんな経験そのものや、その中で試行錯誤、工夫してきたこと、学んだことをお伝えし、今悩んでいる方の少しでもお役に立ちたいと思っています。

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