新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話
ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム
働いてもお金が足りない生活。
一度目の調停後、息子と二人「一見平和に見える」生活をしていました。
掃除、洗濯、 食事、家事全般に自分たちのペースで行うことができます。
過度に気を使う相手もいませ ん。
それなのに、私たちの生活が「落ち着く」ことはありませんでした。
原因はお金です。
一時預かりや託児所に子供を預けてアルバイトに行く。
アルバイトの日当が5,000円。
そのうち3,000円は子供を預けるのにかかる費用です。
さらに、アルバイト料が入ってくるのは月末。
でも託児費用は都度支払う必要がありました。
我が家のキャッシュフローはいくら婚姻費用をもらってもひどい状態でした。
泣き叫ぶ子供を振り払って仕事に行っていたにも関わらず、子供の食べたいものを満足に買えないことも一度や二度ではありませんでした。
「お金が足りない」生活。
これには収入以外にも理由がありました。
私自身が抱えていたストレスです。
離婚に関するストレス。
仕事に対するストレス。
子供と一緒にいられないストレス。
金銭面でのストレス。
当時の私は、このストレスを解消すべく、いつの間にかコンビニなどでチョコレートなどの嗜好品を買う癖がついてしまっていたのです。
お金が足りない、足りない、と思いながら、原因が自分の浪費であることに気がついたときは本当にショックでした。
子供のためではなく、生活のためでもなく、自分のためだけに仕事に行っていた、という現実が悲しかったです。
当時はショックを受けたまま、悲しんだままでいたかったように思います。
でも、悲しくて息子を抱きしめたときに、「この子を世界で一番幸せにしたい」という、家を出た日の思いが強くよみがえってきました。
そして、「このままではいけない」と思うことができました。
小さなことから始める節約術
それまで私が思い描いていた「節約」はスーパーの特価品を買ったり、光熱費の削減をしたり、というものでした。
ですが、「コンビニ通いをやめる」というのも大きな節約であると、実践を通じて気がついたのです。
スーパーやドラッグストアを利用して、大袋で特価のチョコレートを買い、小分けにして持ち歩く。
これだけで、毎日コンビニに行く必要がなくなりました。
飲み物も同様に、まとめ買いをして家から持っていくことに決めました。
さらに、仕事に行くときのお財布には最低限の交通費以外は入れない工夫もしました。
いつの間にかお金がなくなっていたお財布に、少ないながらもお札が残ることを実感できました。
そのお金で、ささやかでしたが、子供と遊びに行き、外食ができたとき、節約がつらいことではなくなった気がします。
小さな節約方法ですが、参考になればとてもうれしいです。
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