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Webライターだから今、思うこと【シンママ】自分に必要な情報をどう手に入れる?

KUMIKOさんのコラム

昨今、SNSを始め多くの情報が飛び交っています。大量にある情報から、自分に必要な情報を手にするには、どうしたらいいのか?また、その情報が正しいのかを見極めることも必要です。

もっとも怖いのが、無知だと私は思います。無知だと不安要素が多くなり、自己判断ができないからです。

今回は、情報を上手く活用するためにどのような方法があるのか?注意すべきことについてお伝えします。

正しい情報がどうかを判断する力

情報を得ることと同じくらい、自分に必要な情報を手にする力は、これからの世の中を生き抜くためには必要なスキルだと感じています。

私は、普段Webライターをしているためさまざまなことをリサーチします。その中には、間違った情報や噂なども多く含まれているため、発信元がどこなのかを確認することも重要です。

情報元が分からない情報は、デマであったり誇張されたものである可能性があります。少し前にTwitterで、あおり運転の犯人を特定したというデマが流れ、無関係な人が誹謗中傷を受けるということがありました。この発信源は、一般人でした。「らしい」ということから「間違いのない情報」としてどんどん流れた結果です。

情報を広める原因は、その情報を鵜のみにした人が多かったというだけではなく、その情報が正しいのかを考えていない人が多かったのでしょう。

メディアの情報も同じで、都合のいいところだけ切り取ることもよくあります。全体像を把握しないまま、一部だけ切り取ると誤解が生じることもあるのです。

つまり、その情報が正しいかを判断するためには、情報元の信頼性を確認することや他の情報と照らし合わせて確認することが必要になります。

母子家庭への発信が届かない現状

私は、週に1度ほど親子カフェのお手伝いをしています。
そこでは、県から委託された事業の一つである「ひとり親家庭への支援」として週に1度のお弁当配達を行っています。

しかし、同じ地域に住んでいる母子家庭である私には、その情報は届いていません。
お弁当の支給が必要なわけではありませんが、情報が届いていないことを疑問に思い店主に確認すると「県独自でやっていることで、リストをもらってるだけだから」と。

リストに載っていないひとり親家庭には、お弁当事業の情報が提供されていないということなのです。ただ、情報を受け取る側にも少し問題があるのかもしれないと思いました。

それは、情報を受け取るためにアンテナを立てていないと欲しい情報は、受け取りにくくなるということです。自分に必要な情報を得るためには、どうしたらいいのでしょうか。

情報を発信しているコミュニティを知り参加する

近年、NPOを始め母子や父子などのひとり親家庭を支援するために活動している団体は多く存在します。

食料提供や学習支援、就職のサポートなどさまざまです。
また、地域には「母子寡婦福祉支援センター」などの施設もありますし、役所などの「子育て支援課」の中に相談窓口もあります。

インターネットなどで、NPOを見つけるのもいいですし役所や相談窓口に置いてあるパンフレットなどを見つけるのもいいでしょう。また、お子さんが通っている保育園などでも情報を提供している場合があります。

今は必要がなくても、今後必要になる情報かもしれません。

周りに声かけしてもらったら無視しない

情報は、ネットだけではありません。情報を知るきっかけの多くは、人によるものです。例えば、職場の人やお子さんが通っている保育園の園長先生やママ友などから耳にする情報は有力なことがあります。

仕事や子育て、家事などで周りに声をかけてもらっても無視してしまうことがあるかもしれません。そんな時ほど、周りの声に耳を傾けてみることが大切です。

その情報によって、一時とはいえ救われることもあります。声をかけてもらったことで、新たなコミュニティとの出会いが生まれ、どんどん必要な情報を手にすることもあるでしょう。

自分と同じ立場の人との交流もしてみる

自分と同じ立場の人は、欲しい情報も同じ場合があります。

どんなことに困っているのかなどを話せる人が周りにいると、その人があなたに必要な情報を得たときに教えてくれます。その逆もあります。助け合うことができる仲間を持つことは大切なことです。

情報だけではなく「私だけじゃないんだ」と不安を払拭することもできますし、先輩の話を聞くだけで不安も軽減することもありますよ。

私も子どもが小学生に上がる時に、出会った先輩ママからPTAのことや必要な教材について教えてもらったり、不要になった教材を譲ってもらったことがあります。経済的にも助けられ感謝しています。

自分から発信することも大切

困りごとは黙っていては、伝わりません。

自分で何とかしようと、無理することはないのです。何を必要としているのか、何で困っているのかを専門機関やコミュニティに向けて発信することで解決の道筋がみつかることがあります。

愚痴でも呟くだけでも…それがあなたの発信です。その発信から情報を持って来てくれる人が現れることもあります。実際、私も昔Facebookで困りごとを発信したことがあり、解決に結びつく情報を提供してくれた方がいました。今でもその方との交流は続いています。

情報が正しいのかを必ず確認してから行動することも忘れず、情報を上手く利用することで幸せになることもできると理解してもらえたら嬉しいです。

次回は、「年中無休で、親をしなくても良いかもしれない」です。

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この連載の著者

  • KUMIKO

    2008年に待望の娘を出産。
    未婚シングルマザーとして、子育てをして10年以上経ちます。

    娘が年長の時に、発達障がいグレーと診断されてから少し大変な時期を過ごしました。
    娘とのコミュニケーションや学習サポート、学校への協力のお願いなどさまざまなことを乗り越えてきました。

    娘の病状の波や持病の通院などもあり、お勤めを辞め2018年にフリーライターとして活動を開始。
    「2.5次元作品」関連や子育て、野菜、美容などさまざま執筆経験があります。