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株式会社KAWANEホールディングス

ITコンサルタント、事業企画・運営

川根本町の課題解決を様々な事業で行う、KAWANEホールディングス

投稿日:2022-11-25

自らも川根本町に移住をして、次々と川根本町に仕事を生みだしている迫さん。

川根本町の魅力とともに、KAWANEホールディングスが目指す未来をお伺いしました。

 

川根本町で起業をしたきっかけは

代表の迫さん

―本日はよろしくお願いいたします。

まずは、迫さんがこの川根本町で起業をした経緯を伺わせてください。

迫さん:私が、川根本町に初めて来たのが、2016年の7月になります。
その時は、以前働いていた会社の代表をしていたのですが、その時にサテライトオフィスを郊外に作りたいと思っていたんですね。
私たちがソフトウェアを販売している会社でしたので色んな展示会に出ていたんですけども、静岡県の職員の方が、私たちのブースに名刺を置いていかれたんですね。その名刺がマーケティング担当から私の方に届きまして。調べてみると、移住促進をやっているということで。それじゃあお話を一度聞いてみようかと。

 

―名刺1枚がきっかけだったんですね。

迫さん:そうです。
それで実際に、見学に来させていただきました。焼津市から始まって、藤枝市、島田市、そして川根本町という形で、海の方から山の方に上がってくるような形でいろいろなところを見学させていただいたんですね。
1番最後に来たこの川根本町で担当してくださったのが町の企画課の職員さんで、その人の案内で町を巡っていますと、そこで会った、例えば小学生とか、あるいはお年寄りとか、そういう人たちが皆さん挨拶するんですよ。こんにちはと。そのやりとりと言葉がですね、すごく暖かくて。

自分は鹿児島生まれなんですけれども、鹿児島の、自分が幼少期の頃の雰囲気がここにあったんですね。
ここには、素晴らしい人たちがいるなと、こんなところがまだ日本に残っていたのかと、すごく感動しました。

 

―川根本町でさまざまお話を伺いますと、企画課がすごい意欲的で、町役場として盛り上げてくという意思を感じます。

迫さん:そうですね。企画課が移住促進や企業誘致も窓口で。

 

―川根本町の人の温かさに触れた迫さん。その後はすぐにサテライトオフィスを開設したのですか?

迫さん:まず半年間、実証実験をやらせてもらいました。

実際に社員がこの川根本町に来て、ストレスなく働けるかどうか、 町の人から受け入れられるかどうか。その2つをすごく注視していたんですね。

ここの町は高速ネットワークが付設されているので、仕事上の物理的なストレスはかからないんですね。
そして、人との関わりというところでは、すごくいい人たちがいらっしゃってですね。いろんな形で声をかけてくれたりするんですね。実は、北海道でも同じように実証実験をやらせていただいていたんですけれど、川根本町の方がより地元の人との関わりが強かったですね。

実証実験の間にも、こちらの方で1人だけ採用をやらせてもらったんですよ。もうITとは無関係のお母さんで、元警察官だったんですけど、応募してくださっって。
その方が本当に1からITを覚えて、今ではもうその人がいないと成り立たないと言ってもいいぐらいの社員になっています。

 

―前職から地域とつながってきた迫さん。そこから前職を退職されて、実際にこの川根本町で新しい事業を起こそうと思った決め手はなんだったのですか

迫さん:前の会社の時から、地域創生に向き合うっていうことはずっとやっていたんですね。川根本町にサテライトオフィスを作ったのも、地域創生の一環として考えていました。ただ、やっぱりこの町の1番大きな問題は人口減少問題になるんですね。毎年200人ぐらい人口減少が起きています。そこはなんとしても改善したいなと思っていたんですけれども、サテライトオフィスを作っただけでは、やっぱり改善できなかったんですね。

あとはこの町の若者にアンケートを取らせてもらったことがあるんですね。なぜ皆さんはある年齢になると町から離れていくんですか、と。
その理由として、この町に働きたい職種がないと。魅力的な企業がないっていうアンケート結果だったんです。だったら作ればいいじゃないかという形で作ったって感じですね。

実際に会社を立ち上げたのが2020年1月。そこから、いま当社は7つの事業をやっています。

川根本町産の粉末茶の入った、『チャバコ』(KAWANEホールディングスWEBサイトより)

―すごいスピードですね。差し支えなければその7つの事業が、どういったものなのか1つ1つ教えていただきたいんですけど。

迫さん:1つはですね、川根本町はお茶がすごく有名ですけども、そのお茶の振興をやっていきたいということでお茶の加工製品を作っています。「チャバコ」と呼ばれるものなんですけど、タバコのような形をした箱の中にですね、お茶の1グラムのスティックが8本入っているんですね。それを大井川鉄道のいくつかの駅のところに自動販売機を置かしていただいて、そこでチャバコが買えるようにしています。これがお茶関係の事業ですね。

2つ目はですね、川根本町は柚が静岡県の中で1番出荷量が多くて、高品質な柚が採れます。その柚を使って地元企業さんとコラボレーションして加工。製品として販売させてもらっています。

3つ目がですね、宿泊観光事業をやっています。標高600mくらいの地域にある「ウッドハウスおろくぼ」と呼ばれる宿泊施設の運営ですね。

4つ目が、介護事業。福祉介護用具の販売レンタル事業、訪問介護事業、居託介護事業、通所サービス事業の4つの事業所があります。

5つ目は、コンサルタント事業ですね。 このコンサル事業は、良い会社を作るといったようなコンサルですとか、人財開発など企業が抱える様々な課題に対して、そこを解決するようなコンサルをさせていただいています。

6つ目が、食事業という形で、当社には出張料理人がいましてその方が色んなイベントがある時に必要な場所に出張して、料理を作ってあげるということをやっています。

最後が、ICT事業。私の経営者仲間が東京などに居るんですけども、そういった企業から社内のシステム化で、こんなことやりたいんだけど、やってもらえないかといったような依頼を受けて、システムを作らせていただいています。

 

求めている人材


―多岐にわたる事業を動かしている中で、KAWANEホールディングスさんがいま、もとめているのはどういった人材になるでしょうか?

迫さん:いま当社の方ですぐ募集をお願いしたい職種は、経理職、介護職になります。

我々本当に色んな事業をやっているものですから、 経理がすごくコアになってくるんですね。要になってきます。細かいデータから大きなデータまで、しっかりとまとめながら、できれば月次決算をやりたいんですね。そのデータをしっかり把握しながら。

やはり新しいこと始めると、初期投資が必要になったりなど、思わぬことが起きて出費が発生するんですけども、そういうものをしっかりデータとして表してですね、早めにそこに対する改善を図っていきたいんですね。

そういう意味では、本当に経理職を、今すぐにでも欲しいと思っています。

 

―とてもやりがいのあるポジションになりますね。

迫さんは川根本町でとても精力的に動かれていますが、迫さんをそこまで突き動かす動機はなんなのでしょうか

迫さん:僕自身は、実は貧乏な家庭に生まれて。すごく貧乏だったので僕自身は大学行ってないんですね。
高校卒業して鉄鋼系の会社で働いたっていうところがスタートなんですけど、働き始めてから、いろんな方が導いてくれたんですよ。それで、お世話になった方々に対して恩返ししたいと思うじゃないですか。でも、その人たちは「自分に恩返しする必要ないよ」と言われるんですね。「そういう気持ちがあるんだったら、 あなたの後輩とか部下とかそういう人たちにしっかりやってくれ」と。だから恩送りですよね。恩送りしてくれればいい。

自分がそうやって育ててもらったり引き上げてもらったりしたので、この恩をこれからの人に繋いでいこうと思っています。たまたま私が横浜のIT企業の社長やっている時に、いろんな方とのお付き合いがあって。人脈とか、経験とかいろんな引き出しがありますから。それをこれからの人たちに、この町を作る、あるいはこれから社会を創っていくという人たちに、しっかりと繋いでいきたいです。これからも川根本町で子会社を作って、その子会社の社長とかですね、親会社の経営幹部を若い人にやってもらおうかなという思いでやっています。

 

川根本町で暮らす魅力、働く魅力

久保尾の茶畑

 ―迫さんは、半分移住者という側面もお持ちなのですが、川根本町で暮らしたり、働いたりする魅力はどこに感じておられますか?

迫さん:そうですね。やっぱり自然っていうのがもう日常の中にあってですね。
東京、横浜で働いている時って、ある意味コンクリートジャングルで働いているわけですよね。
あと時間をすごく意識して、通勤電車、あの痛いって字で痛勤ですか。
そういう環境にいたんですけども、こちらだともう朝になると明るくなってきて、虫が鳴いたり、鳥が囀ったりという環境の中で、普通に1日がスタートするんですよね。そこがやはり本来人間ってこうあるべきじゃないかな、と。こういう経験をもっといろんな方にもしてもらいたいな。と思いますね。

 

―ありがとうございます。それでは最後にぜひ、川根本町に移住を考えている母子家庭のみなさんに、一言いただければと思います。

迫さん:やっぱり川根本町は人がものすごく素晴らしいです。ですから困ったことがあったら、すぐみんなが声かけしてくれたり、いろんな意味で支援してくださるんですね。だから、そこは安心していただいていいんじゃないかなと思っています。

あとやっぱり自分の家で作った野菜とかですね。こんなんできたよって普通に持ってきてくださるんですよ。だから、そういうのは本当に近所付き合いっていうのも、すごく都会では感じられない体験もできると思います。あとお子さんたちがのびのびできるような教育環境にあると思います。そこはもう本当に信頼して来ていただきたいですね。
そして、当社に入ったらですね、必ず私たちがしっかりサポートしますから、もう安心して来てもらえればいいかなと思っています。

募集要項
募集職種 ITコンサルタント
雇用形態

正職員/常勤

給与

月給: 220,000〜 円

雇用主

法人名:株式会社KAWANEホールディングス

url:https://kawane-hd.co.jp/

雇用場所

〒428-0414
静岡県 榛原郡川根本町 東藤川1013-1 KAWANEホールディングス事務所

業務内容

●中小企業向けのクラウドサービスの導入
・CRM とPOS/メルマガ/アンケートを連携したシステムの導
入、および、運用の支援
・Microsoft365 の導入、および、運用の支援
●エンジニア(SE/PG/CS)の育成
・川根本町で働きたい若者や外国人、通勤に困難を抱えている障
害者へのスキルトランスファー

応募要件

必要な経験・知識・技能等
・クラウドサービスや顧客管理システム導入経験
・プロジェクト運営経験
・外国人技術者の場合は日本語検定N3
※以下の経験があれば尚可
・Zoho CRM、又はZoho CRM Plus の構築及び導入
・Square POS の導入

勤務時間

9:00~18:00

休日休暇

土・日・祝祭日、年末年始(12/30~1/3)
年次有給休暇は労基法に準ずる

福利厚生

社会保険(健康・厚生)、雇用保険・労災保険

給与補足

※基本給(初任給)は前職給与および経験値により決定。未経験者の場合の初任給は別途検討。

休憩時間

60 分

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