1. TOP
  2. 連載一覧
  3. マインドトレーナー伊東さん【後編】
Series
2

ファイナンシャルプランナー波柴純子さんが聴く〜シングルマザーの仕事と子育て〜マインドトレーナー伊東さん【後編】

マインドトレーナー伊東さん×ファイナンシャルプランナー波柴さん【後編】

子育てについて

シングルマザーとなったあと、子育てでどんなことを意識していましたか?
子どもが、自分の存在価値を感じて育つよう意識していました。 自分を大好きになってもらいたいので、勉強ができたら褒めるとかではなく、それよりも大好きだよとか、ママの子でありがとうとか、生まれて来てくれてありがとうとか、ママのこと世界一幸せなお母さんにしてくれてありがとうとか、そういうことを毎日言葉にして伝えます。
あとは良いところ、たとえばあなたの笑顔に癒されるよとか、人を笑わせたり楽しませたりすることが好きだから、あなたがいると場が明るくなるよねとか。子どもの存在そのものに価値があるんだ、というメッセージは意識的に送っていますね。

私が変に手を加えない方が、彼女の良いところが伸びると思っていて、あまりああしろこうしろと言わなかった、というか自分のことで忙しいから言う暇がなかったかな。

ワークライフバランスについて

なるほど。忙しいことが、子育てにはプラスだったわけですね。
うーん、そうとも言い切れない。子どもが小学3年生の頃、夜もずっとパソコンに向き合っているほど仕事が忙しいときがあって、ママ〜と来たりしても、今何やっているかわかっているでしょ。もう早く自分で寝て。なんて時期がしばらくありました。そのときは、娘は学校で友達とトラブルを起こしたりして、私が友達の家に謝りに行ったりもしました。
あるときあれ?私が結局娘との時間を二の次にして仕事優先にしていたから、歪みでこういう風になっているのかなって気づいて。そこから自分なりに、 仕事の量を減らして、仕事よりもやっぱり娘が優先っていう風にバランスを変えました。
それって勇気がいることではなかったですか。フリーランスで、仕事量を減らすことで収入が少なくなるリスクとか。
多少は減りますよね。でも本能的に、今は娘との時間を楽しもうっていう意識に切り替えました。
それまでは仕事を軌道に乗せていくってことにフォーカスしていたこともあって、軌道に乗ってきて凄く楽しかった時期でもありました。それでついバランスを崩しちゃったのを、また軌道修正したような感じです。
実は私も似た経験があります。うちの娘は私が離婚したてで必死に動いていた時期は手の掛からない子だったんです。でも、少し収入が安定してきて、でも仕事のペースを落とすのはこわかったので忙しくし続けていたら、いきなり頻尿になっちゃったんです。 保育園に行く15分の道のりで3回くらいトイレに行きたがって、焦ってコンビニのトイレ探したりして、保育園に行きたくないのか悪ふざけなのか、と思っていました。
でも次の日楽しみにしていたお出かけ先でも、やっぱり10分おきくらいにトイレに行きたいって言って。 参ったなーと思いつつ、これは何かのメッセージだなと思って、それにとことん付き合っていたら、あっという間に治まりました。
親に余裕が出てきたところを無意識に気づいて甘えてくるものなんでしょうね。
でもスキンシップとか大事だって気づかせてもらったような気がして、思い切って働き方をシフトダウンしました。
本当にそうですね。そして、そんな時期を経て、今高校生で一気に大人になって、バイトしたり、友達とどこかへ夜ご飯を食べに行ったり、家に居なかったりするので、今また私も仕事にエネルギーを向けられるようになりました。

子どもが小さい時は、子どもとも居たいけど仕事も大事だしとか、そういう葛藤もいっぱいあったけれど、今振り返って思えば、子どもが小さいときって本当に短いから、お母さんを必要としてくれる時期は潔く子どもとの時間をとっても全然大丈夫なんじゃないかな。その渦中にいるとなかなか気づけないと思うんだけど、でも実はぶっちゃけ仕事なんていつでもできる。
人生の中で何が大切かっていうことを、ちゃんと見極めて仕事しないとバランスを崩すということを、改めて娘が高校生になって改めて手が離れたときに思いました。

お金の使い方について

子育てを優先して仕事をセーブしたら収入が減ることもある、そんな波があるフリーランスの働き方をする中で、お金のやりくりで気をつけていたこと、意識していたことはありますか。
ないです(笑)
そこは本当に何もお話できることがない。
でも最近意識していることは、節約しないこと。使わないと回らないから。
楽しいことや自分の成長と幸せ、誰かの幸せには積極的にお金を使うように心がけています。
確かに、節約は美徳と考えられがちですが、実は日本人の貯蓄総額の1%を集めると、8兆円という国家予算並みの額になるそうで、それを例えばスポーツとか文化とか福祉とかのために正しく使ったら、世の中が良くなりますもんね。
自分の幸せや誰かの幸せのためにあえて節約せずに使うという意識は、日本人離れしてますけど(笑)私は共感します。

具体的に、子どもにかけるお金で、ここに使うと決めているものはありますか?
私が行きなさいと言ったことはないのですが、高校受験のための塾に行きたいと言ってきたときなど、彼女のやりたいことや、旅行などの「経験」に関しては、できるだけサポートしてあげたいと思います。旅行は遊びで行くのも含め大事。特に海外は、違う価値観やコミュニケーションを体験して学べる機会だし。
私はキャンプに行かせたりすることはあっても、遊びの旅行って贅沢と思っていて、なかなか行けなかったんです。最近やっと家族で旅行に行くようになって、必要性がわかりました。子どもが旅行前と旅行後では、何かが変わるというか、成長するんですよね。旅行は必要な経験だって思いました。

「経験」という意味で、他に意図的にしてきたことはありますか?
自分の友達と会ったりするときとか、仕事で地方に行ったりするときに、一緒に連れて行ったりとかはありました。大人と話したりするのに、臆さないようになってほしい。意図はしていたわけじゃないんだけど、なんとなくそういう風になっていったかな。
でもそれは必然的にそうなっちゃったっていうか、置いていけないから。
多分彼女は沢山の大人に可愛がられて育ってきたと思うから、そういう経験も良かったのかなって。

メッセージ

お母さんが子どもを連れ回すのを可哀想と思わずに可愛がられて良かった、と思うから子どもも幸せに育つのでしょうね。
そんなポジティブな治美さんは気持ちが折れそうになることってないんですか?
もちろんへこんだりします。だけどすぐ這い上がる!
職業柄というか、回復するための手だてを自分なりにいっぱい持っているから。
それは知りたい。落ち込んでいるママたちが使えるような手だてを教えてください!
とりあえず一番お金もかからずできることは、笑顔でいること。
心の状態と表情って繋がっているから、楽しくなくても口角上げていれば幸せがついてくる。
確かに!私に相談にいらっしゃる人も、お金持ちでも不幸せな人もいれば、お金がそんなになくても豊かな人生を送っている人も、もちろんお金も心の豊かさも両方手に入れている人もいますが、心が豊かな人の共通点って間違いなく口角が上がっているんです。
幸せだから笑顔なのではなく、口角が上がっているから幸せがついてくるんですね。
まさにマインドが現実を引き寄せるのですね。

この記事が気に入ったら、「いいね!」しましょう。
あなたのfacebookに更新情報をお知らせします。

  • 目次
  • メンバー

目次

この対談のメンバー

  • 波柴 純子さん

    子供が3歳の時にシングルマザーとなり、お金の不安がきっかけでファイナンシャル・プランニングに関心を持つ。
    それまで苦手だったお金・制度の知識を学ぶとことで日々の暮らしが安心に変わるのを感じ、これを他の人にも伝えたい、と転職を決意。

    金融機関のファイナンシャル・アドバイザーとして約7年の経験を積む中で、子育て世代の多くが抱える未来への漠然とした不安をなくすには、お金のリテラシーを持つことと同時に、自分の価値観を明確にすることが必要だと確信するようになる。

    2013年に独立し「私が未来をデザインする」という想いを込め、Cras-i design(クラシデザイン)と名付ける。
    シングルマザーや起業家など、本気で自立したい女性にを対象に、個別相談・講演・執筆活動を行っている。
    プライベートでは2015年に再婚、第2子を出産。

  • 伊東 治美さん

    22歳のときに日本を出て、1年間オーストラリアで過ごす。
    その後6年間フィージー共和国で暮らし、国際結婚。
    娘を出産後、家族でカナダに移住。

    「自分の心のあり方が、自分の現実に反映される。
    だから現実を変えたかったら、自分の心のあり方を変えればいい」

    という本のメッセージが、心に大きな衝撃を与え、自分自身と向き合うことに。
    そのプロセスで、どんどん前向きになっていくのを感じると同時に、自分を取り巻く現実が大きく動き出すことを実感。

    「マインドが変われば現実が変わる」
    「過去や現状がどうであろうと、マインド次第で望む未来を創り出せる」

    このことを多くの人に伝えたいと思ったときに、潜在意識に働きかけるヒプノセラピーの存在を知り、ヒプノセラピストになることを決意。

    資格を取得後、2004年にカナダ・バンクーバーにヒーリングサロンをオープン。
    離婚を機に日本に帰国し、2006年にWomen’sをオープン。
    現在はマインドトレーナーとして活動。

    Women’s代表
    マインドトレーナー&ヒプノセラピスト
    コーチ(コーチ・エイ認定コーチプログラム修了)
    日本カウンセリング協会認定カウンセラー
    MBHAヒプノセラピスト養成講座講師
    M.snowⓇスマイルトレーナー
    レイキティーチャー
    リフレクソロジスト

Columnコラム